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総務企画委員会視察を実施
総務企画委員会のメンバーにて、1月22日(水)から23日(木)にかけ視察に出かけました。今年度から、議員の資質向上と行政職員との情報共有の観点で、関係部署の中堅職員が同行しそれぞれの立場で調査研究を進めました。副委員長の役割として、最後にお礼のあいさつをさせて頂きました。
視察内容につきましては、以下参照願います。
①東京都港区:「AI・RPAの活用について」
目的:本市が導入した、RPAの活用拡大と今後AIの活用用途の 検証をするため。
所感:全体の取り組みをお聞きして、ICTの導入が目的ではなく、道具として活用し市民に対して本来やるべきサービスの充実を図る意気込みを強く感じました。また、日本マイクロソフトの本社があるなど、官民一体で取り組むための環境を、うまく活用している姿勢や、将来に向けては、システムのガバナンスをいかに伝承するかの仕組みの構築など、多岐にわたり考えられて取り組まれており大変参考になりました。本市においても、RPAを活用して業務の効率化が図られます。そこから空いた時間を、いかに市民のために活かすことや、人事移動が行われても、システムを管理運営ができる体制づくりをすることが重要と感じました。また、それらが庁内で理解される事により大きな効果につながります。このような取り組みを、行政に訴えかけ、現在の業務の洗い出しや優先順位を見直すきっかりづくりに繋がるように提言していきたいと思います。
②千葉県松戸市:「中央消防署新庁舎について」
目的:本市中央署の更新時期に伴い、近年新築した消防施設の整備内容の検証をするため。
所感:現在、「松戸市南部地域の強靭な災害・防災活動拠点」と消防の広域化により千葉北西部地域からの119番通報を受信するための「ちば北西部消防指令センター(10市)」共同指令センターと合わせ複合拠点庁舎として整備が進められていました。防災観点では、指令センターと消防署に分けた発電装置で、かつガスと軽油共に使用できる仕様とし72時間稼働が可能にしてありました。指令センターと消防は階により独立され、それぞれ女性を考慮した仮眠室やシャワールームが整備され隊員がすごし易い住環境の整備も図られていました。また、指令センターの機器寿命は10年で更新のため、10年後の場所の確保も含めた間取りで設計されていました。消防においては、待機室から出動しやすい動線や装備ロッカー、装備ロッカーについては今後の3組対応も考慮した仕様や、追加資機材の倉庫や薬物汚染の洗浄など、庁内感性も防ぐための工夫や配置がされていました。本市においても、今後更新する消防署については男女ともに消防隊員が活動しやすい環境整備を進めていくことと、更新までも時間が掛かる施設においては、少しでも環境改善が進む取り組みに結びつくように提言したいと思いました。