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全国都市問題会議に出席
- 活動報告
- 2017年11月09日
沖縄市で開催された、「第79回全国都市問題会議」に出席しました。2日間に渡り全国自治体で発生している諸問題・課題について毎年話し合いが行われます。今回のテーマは、「ひとがつなぐ都市の魅力と地域の創生戦略」です。パネルディスカッションの内容は大変興味深いものが多くありました。写真下には、視察報告に記載した文面の一部を掲載させて頂きます。
<視察報告のコメント>
今回都市問題会議に参加して、国内の自治体が直面している少子超高齢社会・人口減少社会において、いかに持続的なまちづくりを進めるためのキーワードは何かを共有させていただきました。結果的には「人」「つながり」に絞られた感じがしました。沖縄市の事例では、観光振興による財源確保を進めるが、重要なことは交流人口が増加しても定住人口がいなければ、沖縄の風土、風習、文化などは継承されず「まちの魅力」が損なわれ衰退してします。そのためには、観光振興で得た財源をいかに定住人口の方々に再配分し、地域定着し活躍して頂ける人材を育てることであった。他の聴講した内容についても「心と社会のバランス」「国家と地方のバランス」「インフラを適正に戻す(人口に見合ったまちの規模)」と言われました。
本市においても、様々な施策が進められていますが、心から地元を愛し地域の絆が図れることが重要です。持続的に住み続けていただくためには先人より受け継がれた文化、風習などを教育で継承し、行政は時代ニーズに応じた福祉施策などに取り組む。そして、市民は自主的な活動で地域を盛り上げることにより定住人口を図ることです。そして、観光振興などで「本市の魅力」を発信し、来ていただいた方がいずれかは住んでいただくような取り組みもすることが、財源確保の観点では持続的なまちづくりにつながるものと再確認しました。